ワッキーは大統領
夕べ
「笑金」で
芸人さんたちが本人になりきって「マジ歌」を歌うコーナーがあり、
ペナルティーのヒデとワッキーが黒いスーツをビシッと決めて「Tボラン」を熱唱してました。
長髪のカツラに素肌(例の胸毛が見える)に黒のダブルスーツをはおった
ワッキーの濃~い顔を見て、
「おおっ、アリス・クーパーだ」と思わず娘に叫んでしまいました。
そんなわけで(どんなわけじゃ)、
午後はサザンの源流をたどる旅をお休みして、
「スクールズ・アウト」から始まるアリスの1996年のライブCD
「A Fistful Alice」をかけました。
昔はお酒やいろんなおクスリなど、
かなり体にヤバイことしていたであろうアリスも、
この頃は健康体になられて、
往年に比べてむしろ、だみ声の声量が一段と増しています。
「エイティーン 」「スクールズ・アウト」「アリスは大統領」
などのヒットがあるアリス・クーパーは、
道化師のような元祖キッス・メイク(というよりペインティング)、
大蛇出したり、ギロチン出したりの、
キワモノのステージで話題を呼びました。
ステージ同様、アルバムもサービス精神旺盛で、
写真のスクールズ・アウトは
アメリカの悪ガキの机を模していて、
ジャケットの表(机を上から見たところ)のふたの部分を
パカッて上げると(ジャケットを開くと)、
トカゲのおもちゃやら、ナイフやらが乱雑に入っていて
(内側が机の中の写真になっている、つまりおもちゃやナイフの写真がある)、
その上にパンティー被ったレコード盤がある
(本当にレコードが紙パンティーにくるまっていた!!)
という、説明すると面倒くさい、
レコード屋さんでうっかり開けられない、
けど、お買い上げの方には洩れなく紙パンティー付きという、
大変秀逸なつくりになってました。
次作の「ビリオン・ダラー・ベイビーズ」は、
確かお財布を模していた。
こっちは企画倒れの感がありましたが…。
それぞれにソロも弾ける個性的なギタリスト2人を抱えるバンドは、
ストーンズを嚆矢に、
おたく仲間に懐かしいウイッシュボン・アッシュ、
エアロスミス等々と数々あれど、
私、実はこのアリス・クーパーが「最強」じゃないかと密かに思っています。
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