顔
CS放送でフェイセズのBBCライブを見ています。
往時は、「ロッド・スチュワートwithフェイセズ」という呼ばれ方をすることもあって、
ロックグループをこの「with」という間接詞で表現することに
新鮮な感覚を持ったのをおぼえています。
(andが一般的だったと思います)
今なら「フュ―チャリング」になるのかな。
全体的に肩の力が抜けているというか、
ステージ上で臨機応変、
アイデアをそのままその場で実現しちゃう、みたいな
大人のバンド的演奏。
メンバーが実力派ぞろいであることを再認識させてくれます。
ただ、現在はストーンズにいるロン・ウッドの証言に基づけば
単なるリハーサル(練習)嫌いの、
いい加減な連中だったということなのかもしれません。
(ロンはストーンズのレコーディングで、
キースがあるフレーズを延々練習し、何度も録音し直しているのを見て
びっきくらこいた、みたいなことを何かで読みました。)
写真のようにマイクスタンドを縦横無尽に振り上げたり
蹴飛ばすパフォーマンスはロッドをもって嚆矢とし、
当時、人気絶頂だった西條秀樹によって日本に輸入されたことは
私と同年代の中年諸兄には既にご承知のことでございます。
この映像を見ているとロニー・レーンが
いかに目立ちたがり屋だったかがよく分かりますが、
憎めない人です。惜しい人を亡くしました(合掌)
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