病床でブルースを楽しんでいる清志郎の全快を祈って
の第3弾。
きょうの映像は「超レア」だと思う。
少なくとも私は初めて
こういう情況があったことを知りました。
(「状況」と書くより「情況」と書いた方が、
この場合時代情況に合っている気がする…)
クレジットによれば、1979年、場所は久保講堂。
チャボこと仲井戸麗市(g)がいたフォークバンド「古井戸」
のラストコンサート。
「これから一緒に演ろうと思っているRCサクセションの…」とチャボが紹介し、
ゲストの清志郎とベースのリンコ・ワッショさんこと小林和生がステージに。
3人はなんと、
その後しばらくRCのアンコール曲の「定番」となった
(ステップか何かのB面としてシングルにも収録された)
「日本の有名なロックンロール」を
アコースティック編成で演奏します。
これは、日本のロック史において歴史的価値も高い
記録的な映像といえるのでは。
この後、間もなく、
チャボもリンコさんも楽器をエレキに持ち替えて、
あのRCの大ブレイクを迎えるのです。
RC時代のロック・バージョンの「日本の有名なロックンロール」の映像は
残念ながら見つかりませんでしたが、
事実上、バンド活動を休止した後、
一夜限りのワンナイト・ライブとして1994年8月に行われた
日比谷野外音楽堂での忌野清志郎・仲井戸麗市ライブの模様
と思われる映像がありました。
→こちら
ドラムなんかはRCメンバーではありませんが、
梅津和時&片山広明の「生活向上委員会」
略して「せいこうい」出身のサックス・コンビも登場し、
RCバリバリ全開当時の雰囲気そのままに演っています。
因みにこのワンナイト・ライブは3枚組みCD
「GLAD ALL OVER」にもなっている、
らしい(実は聴いたことがない)。
実は、悲しいこと、辛いことがあると
時々、この「日本の有名なロックンロール」を口ずさむことがあります。

永六輔さんも、若い頃はいい仕事をしていたと思う。