
たびたびこのブログで話題にさせていただいている
CATVの洋楽番組
(「ミュージック・エア・ネットワーク」といいます。
「MTV」とは別チャンネル)で、
アメリカ(イギリス?)版「ミュージックステーション」とでも言うべき
「ジュールズ倶楽部」というスタジオ生音楽番組があるのですが、
番組のハウス・バンドのリーダー兼ギタリストが
何とあの「ピンク・フロイド」のデイブ・ギルモア
(写真)
「ウマグマ」とか「原子心母」とか、
14年間米ビルボード200位以内にチャート・インし続けた
ギネスブック公認モンスター・アルバム「狂気」などを発表していたころの、
プログレ全盛時代の当時の彼らは、
「2時間のリハーサル中に交わした言葉は一言だけ」といったような
伝説的な「無口」集団という噂があったように記憶しているのですが、
この番組ではデイブがしゃべること、しゃべること。
無口伝説はリーダー、ロジャー・ウオーターズの逸話なのかもしれませんね。
ちなみにホーンやストリングスもいる
17人編成のハウス・バンドの名前は
「R&Bオーケストラ」(!?)
デイブはゲストのアフリカ系女性シンガーのバックで、
ブルースを弾いたりもしています。
何か憑き物が落ちたみたいに肩の力が抜けた
普通のおっさんに見えるのですが、
シド・バレットの後任としてフロイドに加入したデイブは
その前はフランスでファッション・モデル(!!)をしていたらしいから、
もともとこういう人なのかもしれません。
「狂気」発売の直後、
昨年、度々テレビで見かけたニッポン放送の亀淵社長が、
当時、DJをしていた「オールナイト・ニッポン」で、
2時間の番組をフルに使ってこのアルバムを全曲紹介し、
夢中になって聴いた覚えがあります。
当時のラジオってそういう凄さがありました。