
珍しく、というか初めて邦楽の話題。
自宅最寄りの公立図書館に、
昔のフォークソングの
オムニバスCDシリーズが置いてあって、
ちなみにタイトルはベタな「Folk Village」。
レコード会社別の編成で、2枚組みがシリーズになっていて、
迷わず借りてきましたVOL.4の
「URCコレクション」。
実はつい最近まで、
URCが「アングラ・レコード・クラブ」
の頭文字だということを知りませんでした。
「なんだ、映画のATG(アート・シアター・ギルド)と同じなのね」
というのが、私の納得の仕方。
この対比が正しい理解かは分かりませんが、
感覚的には分かってもらえますよね、同年輩の皆さん。
高石友也の「受験生ブルース」に始まって、
なぎらけんいち
(この方は決してバラエティータレントではありません。
れっきとしたカントリー系フォーク・シンガーです)
の大ヒット放送禁止歌「悲惨な戦い」で終わるという
全30曲を、ここ数日、満喫しています。
今も「プカプカ」を聴きながらブログを書いてます。
昨年、惜しくも亡くなられた高田渡師の「○○隊に入ろう」とか、
伝説の早川義夫大兄の「●●●(某放送局名)に捧げる歌」なんか、
むしろ、今の方がインパクトを感じるような時代背景になってしまいました。
私がリアルタイムで聴いていた当時、確か「エレック」が販売していた
URCの版権は、その後、キティやら東芝EMIなどを転々とし、
何と今は、今をときめくavexにあります。
だから、avexの公式サイトの邦楽アーティスト一覧には、
倖田來未、タッキー&翼、浜崎あゆみ…などという名前とともに、
はっぴいえんどや、友部正人、加川良、金延幸子、ザ・ディランII、五つの赤い風船、
遠藤賢司、三上寛、斎藤哲夫、ザ・フォーク・クルセダーズ…などなどがあって、
まったく冗談にしか思えないような光景が繰り広げられています。