
芋の天ぷら
■立川談志「ひとり会」落語CD全集 第七集
03.十徳(第18回ひとり会より)
04.山号寺号(第18回ひとり会より)
■桂枝雀 枝雀落語らいぶその(二十一)
01.延陽伯(1996年10月5日、大阪サンケイホール)
02.日和ちがい(1996年12月21日、上野鈴本演芸場)
このCDでの「延陽伯」はオチまで行かずに途中で終わっている。記憶にある枝雀の「延陽伯」はちゃんとオチで下げていた。風呂屋の様子など、嫁が来る前のうきうきした場面に時間をとっていて、枝雀節全開の爆笑落語に仕立てている。
ちなみに江戸落語では「たらちね」の演題になる。
一方の日和ちがいは本来のオチの後に自作のオチを加えて下げている。枝雀は気に入らないようだ(と落語の中でも明言している)が、私は日和ちがいのもともとのオチが嫌いじゃない。というか落語のオチの中では結構いい線をいっているオチだと思う。ただ、枝雀のオチもしゃれている。枝雀なればこそで他人がやったらおかしいけれど。
「浅短にあって是れ学ばざれば勤たらんと欲す」。
この心掛けは見習いたい。